同人小説書き『植栖価値(うえすかち)』のブログだよ。二次創作とかオリジナルとか色々やるよ。でもブログにはあんまり長いのは載せないと思います。変なのを書きがちだよ。最近は主にTeitterに生息中。TitterID:【lost_taboo】
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今日初めて二郎食ってきました。
ちょいと感想おば。(段々文章が暴走していきます) ―――――――― まず驚いたのはやはりその行列でしょう。噂にはかねがね聞いていたものの、実際眼にするとやはり圧巻というか、云いようのない迫力のようなものを感じます。 券売機で食券を買うというのは聞いていました。それは並ぶ前に買うものだということも聞いていましたけど、紙ではなく青いプラスチックの板だということに少し意表を突かれました。けど、「食券見せて下さーい!」という店内からの声で、その意味を知りなんとなく納得。なるほど確かに紙よりこっちのがいいのかもしれない。色で見分けがつくわけだ。 ところで、その「食券見せて下さーい!」の掛け声によって、並んでいる人らが一斉にチケットを見えやすいように掲げる訳なのですけれど、それで何となく、コミケでの「列通りまーす!」を連想。行列の男臭さもまたその連想に一役かっていました。 で、店内に入ると席はカウンターのみ。ぎゅうぎゅうというほどではないけれど、肩が触れ合うくらいには狭い。 水は、特に冷えてもいないのをセルフサービス。 席について少しすると「ラーメンの方、トッピングは」と訊かれて、ぼくはニンニクを注文。ニンニクが合うという話を聞いていたのです。 で、ラーメンはすぐ来たのだけど、まず見た目が圧巻ですよね。 なにしろ、どんぶりを180度ひっくり返したみたいな量のモヤシが乗っかっているわけで。 あと麺。なんといいますか、「細めのうどん」みたいな太さの麺。要するに太い。 そしてスープ。スープというかどんぶり。どんぶりがなんかギトギト。それもそのはずで、厨房ではすっごい無造作に、複数のどんぶりにいっぺんに背脂をダバァしてるのです。 と、まぁまずはその見た目に少し気押されたわけですが、まぁ、すこしモヤシを沈めつつ食べ始めると、これがなかなか旨いわけです。大量のモヤシもモシャモシャ食えるし、太い麺もこのスープにはこれだな、という感じ。 隣の人が唐辛子を掛けていたのでぼくも倣って掛けてみましたが、それに関しては特に感想無し。多分辛くなったのだろうけど、如何せん変化が分からない。 そんなわけでまぁ意外や意外、結構食べられる。「あれ、これ余裕じゃね? 評判倒れ?」なんて余裕をぶっこける位には食べられます。 ――しかし、モヤシを食べ進んでいくと、何かが視界にチラと入ってくるのに気付きました。 何か? と思う間もなく、それはチャーシューなのですが、なにしろ厚さが1センチ~2センチはあるような巨大チャーシュー。しかも二枚。見た瞬間、「あ、これぼく死んだかも」と思いました。 予想は半分的中。一口目でその脂の濃厚さを認識。こりゃあキツイぞ、と。 とはいえ、味は良し。普通に旨いので食えます。 んで、まぁ食うんですよ。ラーメンですから。食い進むんです。 でも、多分半分くらい食べたときですかね。なんとなーくですね。 もう、いらないかなぁ、なんてですね、思えてきてしまってですね。 胃の容量的にはまだ問題ないと思うんですけど、なにしろ脂! 油! アブラ! と油の応酬で、たとえば「もうおなかいっぱいだよぉ……」なら誰しも経験があると思うのですが、「もうあぶらいらないよぉ……」というのは、そうそう経験出来ないと思うのですよね。とにかく油が凄まじく、脳がストップをかけてくるのが分かるのですよ。おまけにチャーシューもまだある。 もはや眼の前にあるのは「麺と油とモヤシと焼豚のどんぶり」です。「ラーメン」というイデアを超越した「何か」がそこにあるのみで、ぼくはただそれを胃に流し込む一匹の動物。 ただ黙々と、水も飲まずにずるずる麺をすすってモヤシや肉を口に放り込む。 ここにおいてぼくは「食べる」という行為の本質に触れた気さえしました。 ……と、少し哲学的な気持ちになったところで完職。 最後にスープを一口飲みましたが、あれは単独で飲むものではないということを勉強。 「ごちそうさまです」と一言云ってさっさと退出。 満腹感や満足感よりむしろ、「もう食えない」が相応しい、そんな食後感(読後感的な)でした。 ―――――――― これがぼくの二郎原体験ですが、初めてこうして二郎を食べてみて、ぼくは二郎は、「食べたい」と思った時に食べに行く店だという感想を持ちました。「美味しいものが食べたい」でも「ラーメンが食べたい」でもありません。「二郎ラーメンが食べたい」でも不十分です。 ただひたすらの「食べたい」。 この欲求を満たす、恐らく一番の食品が「二郎ラーメン」である、というだけの事なのだとぼくは考えます。 健康バランスなどは二の次、ただただ「食欲」を満足させることのみに徹した、まるで職人に丹念に鍛え上げられ研ぎ澄まされた一本の剣――否、棍棒のようなラーメン、それが二郎。 荒々しくも鍛え上げられたそれは、もはや一つの芸術作品とさえ云っても過言ではないでしょう。 次回食べる時は、「ぼくはもっと食える筈」ともっとガツンとした注文をしてこその男。 そして大いに後悔して、泣きながら食べきりましょう。それが男を磨く修羅道です。 なんだか適当にそんな事を考えてしまう、とにかく強烈な魔力を持つラーメンでした。 PR |
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